コラム
2024-09-16 10:00:00
習い事
私は6歳から26歳まで、習字を習っていました。
そこはお寺で先生は庵主さん(尼寺の住職さんのこと)でした。
同じ場所で大人の方も習っておられ、大人になっても教室に通うことに違和感はありませんでした。
年に一度展覧会があり、習っている生徒さんがみんな出展するのですが、
普段半紙に書いているものとは違った文字を習うのは楽しみでもありました。
大人になってからは、お花も習い展覧会には習字と一緒に出展していました。
着物を着たり、お抹茶をお出ししたり。
みんな楽しい思い出です。季節の決まり事なども庵主さんに教えていただいた気がします。
年齢に関係なく同じ場所で習い事をするということは、時には厳しく時には自然に大人になってから必要な事を学べる機会だったのかなと。
今ではその教室ももうありません。
もし庵主さんに会えるのなら「たくさんの経験をさせていただきありがとうございました」とお礼が言いたいです。
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