コラム
ハンバーグ
私の母は大家族のご飯を作りながら畑仕事や、大工をしていた父の手伝いなどで毎日忙しく働いていました。
家族が10人を超えた時代は、夕食は、食堂で入れ代わり立ち代わり食べる方式、
よく出てきたメニューはマルシンハンバーグ。
ひとつひとつ紙をはがしてフライパンで焼くスタイルで、レトルトハンバーグなどが登場する前の時短レシピでした。
煮物などもあったかと思うのですが、なぜかマルシンハンバーグの存在は忘れることはできません。
ハンバーグがひき肉から作ることができると知ったのは中学か高校の調理実習の時。
「おいしい」と感動しました。
「食べたいものは自分で作ればいいのだ」と気づいた私は料理をすることが楽しくなっていくのでした。
友達や妹に「おいしい」と言われ調子に乗って作ったいたあの頃を思い出す時、
本当は忙しい母をもっと助けることができたのかな?と思うことがあります。
時間通りに家族のご飯をつくることは、大変なことです。
それが大人数になればなおさら。
あたりまえをありがたいと思えるようになるまでに少し時間がかかりすぎてしまいました。
忙しいのに立ちっぱなしで料理を作ってくれていた母を、今ならもう少し大切にできるかもしれません。
春のツーリング 続き
こんにちは。梅村です。
前回の続きをお話します。
次なる目的地は秋野不矩美術館。
こちらは外から建物を見学させていただきます。
ラコリーナを設計された藤森照信さん設計ということでみなさん興味津々です。
高床式の茶屋”望矩楼”は有機的に見える外壁が「板金だ!」などとチームうめこうならではの発見が楽しかったです。
そして次なる目的地 本田宗一郎ものづくり伝承館 へ。
ホンダのカブ最初のコンセプト、”スカートでも乗れる”はグッときました。
レースに参戦した際の逸話は監督 水谷さんに聞くところによると「スピードを出せるような道じゃない」ところを
猛スピードで走り抜ける勇猛果敢な運転は、ものすごい熱意と勇気が必要だったのだなと思いました。
そんな熱い思いはホンダを一流企業へと導きます。
創業者の想いは世界まで届くのですね。
隣地に信康山清龍寺があり、なんと徳川家康の嫡男 松平信康の菩提寺でした。
どうする家康の中での悲しい場面の舞台がこのあたりなのかと感慨深く眺めてしまいました。
きれいな鯉が泳いでいました。信康よやすらかに。
ここから帰路につきます。
ここから一時間ほどの もっくる新城 に向かいますが、途中ガソリンを補給します。
帰り道は緊張の糸が切れるといけないので私的に、帰るまでが遠足の気持ちで気合を入れます。
もっくる新城ではお土産と、帰ってからまた反省会を行うためおつまみを選定します。
こちらでアイスを食べたりして最後の休憩を終えいよいよ帰ります。
帰り道R301はヘアピンカーブ&登りのかなり過酷なルートでしたが、なんとか走り切りました。
山を抜けて平地に出ると田園風景がひろがり気持ちよく走ることができました。
途中購入したホルモンやあげは薪ストーブで焼いて希望者で反省会をして終了です。
一緒に行っていただいたみなさんお世話になりました。
これに懲りずにまた参加していただけると嬉しいです。
今度こそもっと運転が上達するよう、精進いたします。
春のツーリング
こんにちは。梅村です。
先日、新緑の中を走ってきました。
会社のバイクツーリングです。
私はほぼ一年ぶりの運転のため、バイクのメンテナンスから始まり、試運転、自主的に強化練習など暇を見つけては励んでおりました。
40を過ぎてから免許を取得したことと、もともとあまり運動能力が高くないこともあり右折が苦手です。
ツーリングでご迷惑をお掛けしないよう自主トレは欠かせません。
では当日の流れをご説明します。
今回は浜松の天竜二俣駅周辺を目的地に設定して下道で進むルートです。
8:00まずは会社集合。
ドキドキしますが皆さんと顔を合わせてチームうめこういざ出発です。
参加メンバーはいつもお世話になっている職人さん(板金・電気)、業者さん(材木)とお客さん。
今回は左折スタートでしたのでまずは一安心。
(前回は右折スタートでいきなり立ちごけしました。)
R153で足助方面に向かい、香嵐渓を過ぎたらR420を設楽町に向かいます。
いつもは距離が離れすぎてインカムが通じなかったりしますが、
今回は先頭 監督水谷 → 真ん中 梅村 → 途中 監督大地 → 最後尾 新人坂本
という感じで信号で離れても連絡を取り合うことができ、安心して道を進むことができました。
くねくねみちは運転技術の向上にはもってこいです。
設楽町まで山道を通るルートです。カーブの先の道沿いに桜や赤、白の花が見られるところもあります。
所々良い香りがしてバイクでしか味わえないのはこんなところかなと思ったりします。
最初の休憩は少しコースから外れますが、道の駅 したら です。ここまで一時間くらい。
着くなりソーセージを食べる人も。私はコーヒーをいただきました。
レトロな車で入れるコーヒーはこだわりたくさんで美味しかったです。
あまりゆっくりしていると先に進めないので、出発します。
川沿いを南下して天竜二俣駅を目指します。
このコースは監督の水谷さんセレクトで交通量も多くなく、
私の下手な運転で渋滞を引き起こすポイントも少ない良いルートを選んでもらえたと思います。
時折訪れるヘアピンカーブに恐れおののきながら進みます。
一度右折で勾配のある発進の時に、
道路の真ん中で止まるというトラブルがありましたが、なんとか倒れず進むことができました。
神様ありがとう。
参加者のお客さんに励まされながら梅村頑張って走ります。
天竜川を渡るともうすぐ目的地です。
大きな川を渡る橋はバイクで通る時は空中に飛び出してしまいそうで足がすくみます。
天竜二俣駅に到着しました。
ホームラン軒 というラーメン屋さんでお昼ごはんを食べます。
人気のラーメン屋さんということで、名前を書いて待ちます。
駅のロータリーの中にあるベンチで新人の坂本くんがインタビューしてくれましたが、
私の疲れ切った顔を写さず風景を撮ってくれていたのはGoodJobでした。
ほどよく休憩しながら駅の看板を見ると天竜二俣駅は昭和15年にできた駅舎などが登録有形文化財に指定されていて、
機関車の向きを変える転車台があり鉄道マニアなら一度は訪れたい場所でした。
かつエヴァンゲリオンの聖地でもある有名な駅でした。知らなかったですがみどころ満載でした。
ホームラン軒は駅の建屋のなかにあるラーメン屋さんです。
地域にも愛されるラーメン屋さんはさすがおいしくて、かつ私たちを奥の座敷に案内してくれて居心地がよかったです。
次なる目的地は秋野不矩美術館。
・・・・長くなるのでまた次回続きを書きます!
長生きできそう
こんにちは。
梅村です。
薫風とはよく言ったもので、本当に窓を開けると気持ちの良い風が吹いてくる季節となりました。
先日、建てて一年半のお宅のお邪魔しました。
お話をしながら何とも言えない心地よさを感じて
空気が気持ちよいのですが。
とお伝えしたところ、
遊びに来てくれた人に
「この家、長生きできそうだね」
と言われるとのこと。
なるほど!確かに。私もそう思いました。
窓からは新緑のもみじ。
床をはだしで駆け回る娘さん。
どんぐりも沢山落ちていました。
秋には枯れ葉にジャンプして遊んだら娘さんが埋もれるほど積もるそうで、
その処理は大変だそうなのですが、
少しうらやましくも感じる私なのでした。
呑気なことを言ってごめんなさい。
ご主人お疲れ様です!
三重 松阪は豪商の町
こんにちは。
梅村です。
4月からNHKでブラタモリが再開され毎週土曜日を楽しみにしております。
伊勢路の街道沿いを南下する旅でスタートしておりますが、今回は松阪が取り上げられました。
私は昨年奇しくも松阪を訪れましてフライング聖地巡礼だったのだ!と嬉しく思いました。
この思いを記しておきます。
三重県の松阪という場所は松阪牛が有名ですが、町の中は古い史跡が多く見どころ満載なのです。
①旧長谷川次郎兵衛家
②旧小津清左衛門家
③三井家発祥の地
の順番でお伝えします。
①旧長谷川次郎兵衛家
こちらは江戸で成功を収めた松阪を代表する豪商の邸宅です。
江戸時代の裕福な暮らしを思わせる建物ですが今見てもすっきりとして
素敵なデザインだと思います。
江戸で木綿問屋「丹波屋」を営みながら松坂に住んだという長谷川家の主人は
茶の湯にも造詣が深かったそうです。
手水鉢はきれいにされ、水を張って花が浮かんでいました。館内でお抹茶もいただけます。
お庭から吹き抜ける風が気持ちの良い座敷。
機織機はブラタモリで実演もされていましたね。
②旧小津清左衛門家
江戸で一番になった紙問屋商人の邸宅。
お蔵や、主人の引きこもり部屋?そして風を通す欄間の工夫が見ていて楽しかったです。
ブラタモリでは目の前を通り過ぎたのですが、話題になった”ひしゃく”のお話。
何か月もかかる伊勢参りにひしゃく一本持って出る人もいたとのこと。
どういう意味かと言うと、当時の人はひしゃくを持っていたら
「伊勢参りの人だからなにかあげないと」と思っていたようで、
それは現地の看板を読んで理解していたのですが、それが街道沿いの人がお布施をする側も
神様のご加護があると信じて行っていたというのはブラタモリを見てなるほど!と思ったのです。
施しと言ってもその規模はものすごくて、こちらの小津家にも先ほどの長谷川家にも
お風呂よりは小さいけれど巨大なかまどで煮炊きされた食べ物が
街道を歩く人にふるまわれていたことに、
驚きと感動を覚えた私としてはその原動力を知ることができやっと府に落ちたのでした。
③三井家発祥の地
こちらはあの三井財閥発祥の地ということで、商人の町松阪のすごさを知ることができます。
松阪に行くきっかけは うさぎの小屋 さんという古民家を使ったカフェ兼古道具屋さんに行こうと思ったことでした。
うさぎの小屋さんでいただいた日本茶セットはこちら↓
こんなに広がるとは思っていなくて、発見の多い松阪ぶらり旅でした。
他にも本居宣長記念館や、松阪城址などみどころの多い松阪。
でも忘れていけないのは松坂市民のみなさんは牛ではなく鶏肉を常々楽しんでおられるということです。
牛肉は観光用みたいですよ。
こちらはまた、聖地巡礼してみたい思います。
ぶらり旅もその背景を知るとまた楽しいですね。
タモリさんのワクワクを一緒に感じることができたようで嬉しかった梅村でした。