コラム
クロワッサンが入るのよ
お世話になった日本料理のお店のおかみさん。
「娘が今、修行に行っていてね。帰ってきたらケーキ屋を始めるからその時はお願いね。」
と言われたのは2~3年前でしょうか。
その日は本当にやってきて私たちは、お店の工事をさせていただくことに。
リノベーション工事の中でも思い出深いのは、ショーケースを作ったことでした。
なにぶんショーケースを作ったことはなく、手探りからのスタートでした。
大きさは、ケーキのショーケースを参考におよそ決まったのですが、細かいところは悩みました。
まずは商品を照らすライト。
こちらをどのライトにするか。
もう決まっていたケーキのショーケース屋さんにライトの選び方をお聞きしたところ
メーカー名を教えてくださり、調べたところ有名な美術館でも使用されているショーケース業界では名の知れたメーカーさんでした。
細かな部材がシンプルでショーケースに収めてもすっきりしそうです。
その後そのライトをどの位置から照らすかを悩みました。
ショーケースはガラスでできています。
照明を取り付ける場所はガラスではいけないと思ったのです。
それはショーケースの上部を一部木にすることで解決しました。
※ショーケース上部は木です。建具屋さんの力作。
木の部分の先端に近い部分にライトを取り付けることでより中心に近い部分に光を届けることができます。
次に悩んだのは前板の色です。
落ち着いた品のある色が求められました。
お店の雰囲気を大事にして、木の風合いを生かしたグレーで塗ることが決まりました。
※作業場で塗装した前板
最後に悩んだのは店番の素材です。
ほぼ木でできているショーケース。
商品は焼きあがったヴィエノワズリーと聞いていたので、清潔感のある白系の色が良いとは思いましたが、ケーキのショーケースとは違う素材感で作りたいと思いました。
おかみさんに白いタイルを提案してみたけれどどうかな?という感じでしたがその案でいく事になりました。
今でもショーケースができたときの嬉しさは忘れることができません。
お店のドアを開けると目に飛び込んでくるショーケースは本物の素材感で私たちをワクワクさせてくれます。
アッシュデコンマさん。
遠くからも来られる方が行列をつくられるお店になられてとてもうれしいです。
また伺いますね。
アッシュデコンマさんのインスタはこちら
味噌は暮らしの万能薬
皆さま、お味噌汁飲んでますか?
私はこの数日飲んでいません。家族が旅行に行ったりして人数が減ると、分量がわからなくなり一度作ったお味噌汁を冷蔵して数日のんだらしばらくつくるのが嫌になりました。(汗)
でもやっぱりお味噌汁のある毎日は身体が整う気がしています。
子供の頃は母がお味噌汁を作ってくれて、母の好きな里芋が入っていると「里芋入れておいたよ」と嬉しそうに言うのでなぜだか喜んだ覚えがあります。
私里芋好きだっけ?とのちに思いましたが、今となっては飲みたいお味噌汁ナンバーワンは母のお味噌汁です。
大人になり、お味噌汁をつくる側になってからは家族に健康でいて欲しくて野菜を入れすぎたり、大量に作りすぎたりして文句を言われています。
出かけると、その土地ごとに味が違うのは味噌だなと思いますが、それはかつて家庭ごとにつくっていたからその名残なのかもしれません。
味噌汁のある暮らしが当たり前になって、みんなが健康で温かい食卓を囲めたら良いなという思いで味噌づくり教室を開催します。
講師の名畑さんは健康の毎日の暮らしのためのブログを書きながら、いろいろなワークショップを開催されています。
今回は味噌づくりと名畑さんが持ってきてくれた味噌でお味噌汁をつくります。
健康は一日にしてならず。
まずは一杯のお味噌汁から心も体もヨロコブ毎日の暮らしをはじめてみませんか?
ゲームとコミュニケ―ション
私の長男はゲームが好きで、妹が宿題をする横でずっとスノーボードのゲームをやっていたことを思い出します。次男も主人も、そういえば私の妹も好きでした。
家族にゲーム好きが多いので「〇〇のエンディングは感動した。」とか、何年か前は「今日はゲームの中で花火大会がある。」という会話を耳にしました。
ゲームといっても一人で楽しむものと、何人かでできるもの、オンラインでつないで一緒にというのもありますよね。それはゲーム自体がコミュニケーションツールとなったということ。架空の世界を通して、離れていても、国が違ってもリアルに相手を感じることができる。言葉を交わすツールが手紙から電話、もう一つゲームという世界が確立された。
以前、お客様でゲームで出会いご結婚されたというご夫婦がいらっしゃいました。その時は驚きましたがそれもありですよね。
どんな世界でも”人”が相手であることを忘れなければよいのではと最近は思います。
ガレージの上に寝室をつくらない方が良い!?
風水や家相では、ガレージの上に寝室をつくらない方が良いといいます。
昔は迷信のように感じていましたが、今思うと、当時の住環境から生まれた知恵でもあったのだと思います。
昔のガレージや土間空間は、外気の影響を受けやすく、冬は冷え込み、湿気や音も上がりやすい場所でした。
その上で眠ることは、体を冷やしたり、落ち着いて休めなかったのかもしれません。
一方、現代のガレージハウスは少し考え方が違います。
私たちは、ガレージを「室内」ではなく「外部空間」として捉え、断熱や気密ラインをしっかり分けて計画し、施工しています。
余談ですが、長期優良住宅がはじまったばかりの約15年ほど前の建築知識2010年9月号には”断熱材の入れ忘れ多発部位”としてガレージと二階床の部分が紹介されています。
外部空間として捉えてとしても、断熱気密がしっかりできているかは別問題だったのですね。
昨年完成したガレージハウスのお客さんに伺うと冬も快適に過ごしていただけているようです。
趣味の場所としての土間空間を満喫されたYouTubeなどもされていて私もお邪魔してお話をうかがいたいなあと思っています。
私たちも住まいの快適さを自信を持ってお届けできるよう日々精進です。
妖精の住む小屋
まだ今の事務所ができていなかった時に駐車場の片隅に小さな小屋がおいてありました。
その頃、私の息子は高校を卒業し就職して仕事をはじめていました。
一緒に犬の散歩に行ったらその日は夕日がきれいでした。
「きれいだね」という私に
「夕日をきれいだと思えるお母さんはいいね」というのです。
どういうことか尋ねると、心躍ることがないと答える息子。
親としてはなんと返答したらよいのか悩みました。
ほどなくして、駐車場の片隅の小屋で時間を過ごすようになった息子。
本を読んだり、寝転んだり。
小屋と一体感のあるさまはまるで小屋の妖精のようでした。
その夏はずっと小屋で寝起きしていたようです。
夕日がきれいに見えなかったことと小屋の関連はわかりませんが、今は元気に過ごしています。
もしかしたら小屋には不思議な力があるのかしらと思った夏なのでした。



