コラム
2024-10-21 10:00:00
薪で焚く
私の母方の実家は平成になるまで薪で焚くお風呂でした。
家の軒先には薪が積んであり、そこから薪を運んでお風呂を焚くのは
一つ年上のいとこの役割りでした。
井戸水も利用していました。
山間部なので水道の整備は私たちの住むエリアより後の時代だったのか、
「お水は大切なもの」そんな考え方でした。
なので、お風呂の水は毎日変えるという感じではなく…。
お風呂と脱衣所の間に一つだけ電球がついていて、湯気で“もや″がかかった中で
いとこと湯船に入るのは私の楽しみの一つでした。
お風呂に入ってから寝ると体がホカホカと暖かく、寒い夜も気持ちよく寝られます。
毎日のルーティンではなく「なんだかとてもありがたいこと」「貴重なこと」
という感覚がありました。
今では携帯を見ながらとか、シャワーだけとか、いろいろ聞きますが、
お風呂に入るということを“幸せな時間を過ごす”と考えると、
毎日のなんでもない時間が豊かになるのかも知れません。
↑ この薪ストーブはコラムとは関係ありませんが、薪ストーブは身体の芯から温めてくれる優れもの!
薪ストーブを満喫できる季節は、もうそこまで来てるかな⁇