コラム
2024-11-18 10:00:00
旅の目的地
主人と旅行に行くというと何人かの方に驚かれます。
先日は鹿児島に行った際、一度訪れてみたいと思っていた場所がお休みで最終日に再度訪問することになりました。
それは“かごしま近代文学館”。
鹿児島と縁のある作家さんたちの展示があります。
目的は向田邦子さんの展示です。
以前仕事で鹿児島を訪れた際に、知らなかったとはいえ立ち寄れなかったことが悔やまれた私は行ってみたい気持ちが抑えられず念願かなっての訪問でした。
小学生の頃それも二年間しか住んでなかったのにも関わらず、向田邦子さんは館内で特別扱い、常設展示室がありました。
エッセイに出てきたソファーや、本人の声の留守番電話、インタビューの映像など時間を忘れて満喫することができました。
本当に時間を忘れて長居してしまい、その後の行程がずれ込んでしまったのですが、それもよい思い出です。
ずれ込んだのは主人の行きたかった場所でした。
ここでひと悶着ありそうなところですが、私は気楽なもので満足、満足と帰路についたのでした。
だからですかね、一緒に旅行に行くことができるのは。
↑桜島(右)と向田邦子さんが小学生の時に暮らしていた居住跡地の碑(左)