コラム
2024-12-10 10:00:00
形がなくなれば記憶もなくなる
私たちは建築をしていく中でお客さんにより良い建物をお届けしたいと考えています。
そのためには日々勉強が必要になります。
構造の安心さ、住まいの心地よさ、挙げるときりがないですがその中で改修について体系的に学べる場として“住宅医協会”があります。
改修には新築にはない別の難しさがあります。
プロとしてお客さんの「よかった」に近づけるご提案は何だろう?という問いに答えるべく、協会の行う住宅医スクールを履修したのは2016年のことです。2021年、実際の工事物件の発表を審査員の先生方に審査していただく検定会を経て住宅医となりました。
私たちは街の工務店として創業して80年以上。
新築だけでなく、改修あってこその工務店だと考えています。
改修をどのようにするかで建物の寿命も、住まい手さんの満足度も変わってきます。
住宅医となってから、その後もいろいろな改修をさせていただきましたが改修の際、大きなテーマとしてあるのは“残すべき建物”ってなんだろう?です。
今回住宅医協会の発行する住宅医通信、各地の住宅医の日々というコーナーを担当させていただきました。残すべき建物を考える時、住宅医の審査員でもある三澤先生は私の中では外せません。今回の文章を通して三澤文子先生、花田佳明先生のお考えに触れられたことはとても幸せなことでした。
これからも、一つでも多くの残されるべき建物が増えると良いと願っています。
住宅医通信 各地の住宅医の日々 https://sapj.or.jp/jutakuinohibi2024-0047/
住宅医協会ホームページ https://sapj.or.jp/