愛知県豊田市で家づくりにたずさわり80年
木の家とお庭 梅村工務店 

コラム

梅村工務店は愛知県豊田市を中心に新築・リフォーム・店舗・リノベーションを手掛けている地域密着の工務店です。
「自然と寄り添う・家族と寄り添う」そんな家を手掛けています。
2025-04-05 10:40:00

二世帯住宅を考える

先日、家づくり百科というインスタライブで浜松の樹々匠建設の大木さんも言われていましたが、「二世帯住宅はそれぞれの世帯が気を遣わないで済むようにつながり方を考える。」が正解だと思います。 

二世帯住宅は親世帯と子世帯がつながっていることで、さまざまな恩恵を受けることができます。

親世帯は、高齢になった時そばにいてもらえる安心感。

子世帯は、子育ての時にそばにいてもらえる安心感。

その他税法上や子世帯は土地を買わなくてよい、親世帯は先祖代々の場所を引き継いでもらえるなど。

ただお互いのプライバシーが守られることが前提にありますよね。

お風呂の時間や順番を気にするのも、食事の時間やメニューを合わせるのも家族の誰かに負担がいってしまいます。

建物としてのつながり方は家族のつながり方にも関わってきます。

その場合、完全分離型の二世帯住宅という選択肢があります。

私はもし可能ならば上下も横もなるべくくっついていないのが理想的だと思っています。

戸建てのメリットは誰かの生活音を気にしなくてよいことだと思うのでその音がおじいちゃんや孫のものであってもなるべく気にならない方がいいと思うのです。

三年ほど前、弊社で働いていたIさんがご主人のご実家に二世帯住宅を建てることになりました。

つながり方の大切さをお話して、お庭を挟んでつながる平屋の親世帯と二階建ての子世帯の構想がまとまりました。

二世帯住宅はそれぞれの世帯のご希望や、土地の形状、高さ関係、駐車スペースなどハードルは通常の戸建て以上にいろいろあります。

でもそれを乗り越えて得られるものは大きいのかなと思っています。

今もご主人やご両親と仲良く暮らすIさんを見て本当によかったなと思っています。

 

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