コラム
つながりがくれるもの
いつも薪を買いに来てくれるアンティ・マキさん。
「設楽町でマルシェがあるのよ」とチラシをいただきました。
その時、マキさんが小さい頃設楽町に住んでいたこと、設楽町には電車が走っていて当時は栄えていて映画館も二件あったことなどお聞きし、
マキさんのSNSで見かけていつかは行きたいと思っていたマルシェにさらに興味がわきました。
その日は友人のYちゃんと、そのご主人と行く事に。
友人は豊田市から設楽町にお嫁入して、子育ての期間住んでいたことがあるのです。
友人のご主人が生まれ育った場所でもあります。
マルシェは”Kamomilla8周年イベント清崎EXPO2025”といいます。
カモミッラはモザイクアートのお店でイタリア人のエレナさんが移住してお店を始めて8年ということらしいです。
現地ではライブやワークショップ、雑貨や食べ物の販売がありきっと普段は落ち着いている街並みもたくさんの人でにぎわっていました。
中でもエレナさんのご両親が来られていて実現したイタリアバンドというライブは地元の老若男女とマルシェのお客さんが一体となってとても暖かい空気に包まれていました。
私はアンティ・マキさんのすっぱいパン(硬くて焼くと香ばしくてオリーブオイルと塩で食べたらおいしかった)を買い、カレーを食べ、カンナくずイヤリングを買い、マルシェを満喫しました。
帰り道、友人のご主人がここに水車小屋があって、ここに製材所があってなど当時の姿を教えてくれました。
素敵だなと思ったのは、移住されたエレナさんがイベントをされるのを地元の方が暖かく受け入れかつ楽しんでいること。
移住者の方々が少しづつ増えてイベントもにぎやかになってきたのかなと想像していました。
友人のご主人はずっと誰かと話しているし、友人も久しぶりの人に会えたりで私まで嬉しい気持ちになりました。
忙しい毎日、いろいろなつながりの中で自分が生きてこられていることを忘れてしまうときもあります。
でも町の人たちの暖かさに触れ思い出す事ができたそんな一日でした。
アンティ・マキさんお誘いいただきありがとうございました。