コラム
三重 松阪は豪商の町
こんにちは。
梅村です。
4月からNHKでブラタモリが再開され毎週土曜日を楽しみにしております。
伊勢路の街道沿いを南下する旅でスタートしておりますが、今回は松阪が取り上げられました。
私は昨年奇しくも松阪を訪れましてフライング聖地巡礼だったのだ!と嬉しく思いました。
この思いを記しておきます。
三重県の松阪という場所は松阪牛が有名ですが、町の中は古い史跡が多く見どころ満載なのです。
①旧長谷川次郎兵衛家
②旧小津清左衛門家
③三井家発祥の地
の順番でお伝えします。
①旧長谷川次郎兵衛家
こちらは江戸で成功を収めた松阪を代表する豪商の邸宅です。
江戸時代の裕福な暮らしを思わせる建物ですが今見てもすっきりとして
素敵なデザインだと思います。
江戸で木綿問屋「丹波屋」を営みながら松坂に住んだという長谷川家の主人は
茶の湯にも造詣が深かったそうです。
手水鉢はきれいにされ、水を張って花が浮かんでいました。館内でお抹茶もいただけます。
お庭から吹き抜ける風が気持ちの良い座敷。
機織機はブラタモリで実演もされていましたね。
②旧小津清左衛門家
江戸で一番になった紙問屋商人の邸宅。
お蔵や、主人の引きこもり部屋?そして風を通す欄間の工夫が見ていて楽しかったです。
ブラタモリでは目の前を通り過ぎたのですが、話題になった”ひしゃく”のお話。
何か月もかかる伊勢参りにひしゃく一本持って出る人もいたとのこと。
どういう意味かと言うと、当時の人はひしゃくを持っていたら
「伊勢参りの人だからなにかあげないと」と思っていたようで、
それは現地の看板を読んで理解していたのですが、それが街道沿いの人がお布施をする側も
神様のご加護があると信じて行っていたというのはブラタモリを見てなるほど!と思ったのです。
施しと言ってもその規模はものすごくて、こちらの小津家にも先ほどの長谷川家にも
お風呂よりは小さいけれど巨大なかまどで煮炊きされた食べ物が
街道を歩く人にふるまわれていたことに、
驚きと感動を覚えた私としてはその原動力を知ることができやっと府に落ちたのでした。
③三井家発祥の地
こちらはあの三井財閥発祥の地ということで、商人の町松阪のすごさを知ることができます。
松阪に行くきっかけは うさぎの小屋 さんという古民家を使ったカフェ兼古道具屋さんに行こうと思ったことでした。
うさぎの小屋さんでいただいた日本茶セットはこちら↓
こんなに広がるとは思っていなくて、発見の多い松阪ぶらり旅でした。
他にも本居宣長記念館や、松阪城址などみどころの多い松阪。
でも忘れていけないのは松坂市民のみなさんは牛ではなく鶏肉を常々楽しんでおられるということです。
牛肉は観光用みたいですよ。
こちらはまた、聖地巡礼してみたい思います。
ぶらり旅もその背景を知るとまた楽しいですね。
タモリさんのワクワクを一緒に感じることができたようで嬉しかった梅村でした。