コラム
2025-06-16 10:00:00
手づくりのすすめ
本の紹介 「手づくりのすすめ」自然食通信社
”自分でつくれば安心、無添加本物の味と香りに出会えます”という言葉通り、
中には豆腐、しょうゆ、みそなど毎日の食卓を彩るものから、おまんじゅう、そばなど
個人で作られている方のレシピ解説、地方の風土からしか作ることのできない食べ物まで掲載されています。
じっくり手間と時間をかけて、今そこにある素材から生み出される食べものには昔の人たちの工夫や
楽しみが詰まっています。
私は食べることも作ることも好きです。
年齢を重ねて、体は食べたものでできているのだなぁと感じたとき、
毎日使うものはより健康でいられる食材や調味料であってほしいと思うようになりました。
この本は、1987年初版で2021年に改訂版が出ています。
あとがきで「私たちの暮らしは、なんと遠いところにきてしまったかと、・・・」という言葉に頷いてしまいます。
暮らし方が変わっても、食べ物が体をつくっていること、
それが健康につながっていくためには少しの手間は必要。
そんなことを教えてもらった気がします。