コラム
壁の温かさ、窓の温かさ。
寒くなってきましたね。寒くなると窓の結露が気になる方も多いと思います。
皆さんの家ではどんな感じですか?
どうして結露って起きるのでしょう?知りたいと思ったことはありますか?
イメージしてみてください。
氷の入ったコップに水滴がつきます。あれはコップのそばにある空気に含まれる水蒸気が”冷やされて”水に変わるのです。
家の場合、窓の外が氷の入ったコップです。室内にはコップのそばにある空気。
では水滴がつかなくするためにはどうしたら良いのでしょうか?
①部屋を暖かくする
②部屋を寒くする
この場合の答えは②ですね。
でもそれはちょっと辛いですよね。
別の考え方でいくとやってみることができるのは窓です。
①窓を暖かくする
②窓を冷たくする
この場合の答えはどうでしょう?はい答えは①です。
どうやって窓を暖かく保つかというと、冷たい外の空気と暖かい中の空気が直接触れないようにするのです。
三層構造のカップのようなイメージです。そういった窓にすると窓が冷えず水滴がつきにくくなります。
そしてこの場合、壁にも注意です。
まさかの窓より壁が冷たいという場合壁にも結露が発生してしまいます。
原理は窓の場合と同じです。
直接冷たい空気と触れない部分をつくる必要があります。
まずは、今のお住まいの壁と窓を触ってみてください。
そしてあたたかい窓と壁のある家をつくることもできるということを知っていて欲しいのです。
簡単そうに言ってますが、実は、とても手間のかかるところでもあります。
家が完成してしまうと見えない部分。
建物をつくっている時にだけ見られる部分です。
結露のしにくい建物は骨組みの時から始まっているのです。
今日の格言でした。
現在建築中のお家があります。
好評につき建築途中の見学会を12/21(日)まで開催します☆
ぜひ結露のことにも注目して見てみてくださいね!



