コラム
2025-12-26 10:00:00
住まいを、暮らしをつなぐ
昨年の年末、「家を売りたいのだけど」とご相談をうけた一棟のお住まいがありました。
今年、その建物の販売を梅村工務店でお手伝いさせていただきました。
薪ストーブのある、とても味わい深いお宅です。
炎のある暮らしを大切にされてきたことが、家の佇まいから自然と伝わってきました。
一方で、外部の木部は年月を重ねて傷みも進んでいました。
正直に言えば「この状態でご縁があるだろうか」と思う場面もありました。
けれど梅村工務店では、”古くなった部分も含めて家の履歴”だと考えています。
直せるところ、手を入れるべきところ、そして「そのまま残した方がいいところ。」
そんな住まいの見立ても、私たちの大切な仕事です。
ご縁がつながったのは、ご近所に実家のある娘さんご夫婦でした。
この家のことも、土地のことも前々からご存知だったとのことでした。
この家の薪ストーブにまた火が入り、ご家族の暮らしを照らしていくことを思うと本当によかったなと思います。
お庭の工事など、まだ少し手をいれるところは残っていますが、「売って終わり」ではなく暮らしを見守り続けていられることが嬉しいです。
薪ストーブが大好きな監督、大地もこちらのお宅には深く関わってきました。
炎との付き合い方を知る監督がいることにも、お客様は安心していただけたのかなと思っています。
住まいは、つくられ、守られ、また次の方へと引き継がれていきます。
私たちはこれからも”住まいを、暮らしをつなぐ”工務店で在りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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