コラム
2026-05-16 10:00:00
妖精の住む小屋
まだ今の事務所ができていなかった時に駐車場の片隅に小さな小屋がおいてありました。
その頃、私の息子は高校を卒業し就職して仕事をはじめていました。
一緒に犬の散歩に行ったらその日は夕日がきれいでした。
「きれいだね」という私に
「夕日をきれいだと思えるお母さんはいいね」というのです。
どういうことか尋ねると、心躍ることがないと答える息子。
親としてはなんと返答したらよいのか悩みました。
ほどなくして、駐車場の片隅の小屋で時間を過ごすようになった息子。
本を読んだり、寝転んだり。
小屋と一体感のあるさまはまるで小屋の妖精のようでした。
その夏はずっと小屋で寝起きしていたようです。
夕日がきれいに見えなかったことと小屋の関連はわかりませんが、今は元気に過ごしています。
もしかしたら小屋には不思議な力があるのかしらと思った夏なのでした。

