コラム
家の中が一年中快適な暮らし
一年中、家中どこにいても快適温度で暮らせるといいですよね。
ではどんな方法で一年中快適をつくるか。
①大掛かりな空調設備を付ける
②小さな設備で快適温度をつくる
同じ温湿度でもその空気をどうやって作るのかによって、
必要な費用や設備を設置する場所の確保など色々と考えることが変わってきます。
私たちは後からの事も考えると②の小さな設備で快適空間をつくる方法をご提案しています。
小さな設備とはなにか。それは家庭用ルームエアコンです。
一般的に家庭用のルームエアコンをお家に設置するってなると各部屋に一台づつといった感じだと思います。
でもこれでは先ほどの小さな設備ではなくなってしまいます。
エアコン購入取付費用だけで50万以上なんてことも・・・
なので私たちはルームエアコンもできるだけ台数を少なくて済むようなご提案をしています。
先日お客さまとの打合せでこんなお話になりました。
築30年近くのお家にお住まいだったお客様。
今回新築でお家を検討されているのですが、
これまでの生活からイメージする空調と私たちが提案する空調(空調と暮らし方)に
ものすごくギャップがあり意識改革をしないといけないと。
それは、冷房・暖房は部屋ごとにするものから家全体で冷暖房することへの意識改革でした。
冷暖房は扉を閉め切って部屋ごとにするものと思っていたことを、
新しいお家では冷房も暖房も扉は出来る限り全部開けて家全体を快適にする。
こんなことを実践していただきます。
でもなんでこんな冷暖房の使い方をすすめるのか。
これまでのお家でこれをしてしまうと断熱気密が良くなので、光熱費が大変なことになります。
でも私たちがつくるお家は断熱や気密の性能がいいことに加えて、
冬は太陽の熱をしっかり取り込んだり、夏は逆に熱い日差しを家の中に入れない工夫や
吹抜けなど空気が家中に回るようなプランをご提案しているので
エアコンも少ない台数で家中快適温度をつくることができるからなんです。
そしたらエアコンの台数も少なくていいし、光熱費だって抑えることもできます。
だたし、これを実現するには住む人の協力や理解も必要で、
冬の日が出ている時間は出来るだけカーテン等を開けたり、夏は窓の外にシェードやすだれなどを付けるといった暮らし方が大切になります。
つまりお家の性能と住む人の暮らし方が合わさると、年中快適でおさいふにも優しい暮らしができるんです。