コラム
ていねいな仕事
私はプランニングパートナーです。
お客様のお話を聞き要望を形にするため、現場とお客様の間をつなぐ仲介役です。
机上のお仕事以外に、直接現場に赴き工事の進み具合や施工の確認をする事もあります。
先日、ちょうど断熱材を入れている最中の現場へ行ってきました。
職人さんの仕事を目の当たりにする瞬間です。
私は大工ではないので職人目線とまではいきませんが、そんな私でも確かに分かった事は
「現場が整理整頓されていること」「柱や下地の凹凸に合わせた細かな施工」でした。
こういう仕事を「丁寧な仕事」というのだと思います。
細かな施工が必要なわけ。例えば、断熱材は高性能グラスウールやセルロースファイバーなど、
その素材によって施工の仕方が変わります。
断熱や気密といった性能の効果を最大限上げるためには、施工がきちんと隙間なく
施されていないといけません。
私たちは現場を職人さん任せにせず、現場監督が工期から施工方法まで管理します。
幸いなことに、弊社がお願いしている職人さんは昔からのお付き合いもあり、
私たちと同じ価値観で家づくりをしてもらっています。
私たちとお客様には心強いパートナーがいるのですよ!お任せください♪
↑ きっちり隙間なくサイズに合わせた施工(壁の断熱材)
リフォーム現場にて(断熱改修)
以前断熱リフォームの工事をさせていただいたお家があります。
その時の断熱改修は、天井200㎜、壁105㎜、床135㎜の断熱材とサッシの取り替え、一部内窓取付を行いました。
今でも思い出しますが、完成した現場に入ると早速断熱改修の効果を感じる事ができました。
現場は窓を開けサーキュレーターを回していただけですが、玄関を開けると室内はエアコンが付いてるかのような涼しさを感じました。
リフォームでも天井、壁、床にしっかり断熱材を入れた事、南側の掃き出し窓の外側にはシェードが付けた事で、室内の気温が上がりにくく涼しさをキープできていたんですね。
夏の暑さ対策は、いかに外の暑い空気を室内に入れないかが大切になります!
こちらのお宅は内窓も付けたので、その効果も体感する事が出来ました。
内窓を開けると、外窓との間の空気が熱気となって入ってきました。
内窓がしっかり外の暑い空気を止めてくれてたんですね。
窓の断熱改修のやり方は色々ありますが、内窓は費用対効果の高いものなのでおススメです。
これから暑い夏がやってきます。国の補助金もありますので、賢くリフォームしてみてはいかがでしょう。
農地にお家を建てるご相談
私たちの会社がある地域は、豊田市北部。
市街化調整区域や農地もたくさんあります。
そのため農地にお家を建てたいんだけど・・・というご相談を多くいただきます。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、農地に家を建てることは簡単ではありません。
基本的には建てれない!でも、条件が整えば建てることもできます。
では建てるためにはどんなことが必要なのか。
市役所や関係各所との調査や調整をし許可を取る必要があります。
しかしこれがなかなか難しく、市はすんなり許可を出してくれません。
先日も農地に家を建てたい方からのご相談を受けました。
必要資料や情報を揃え伝えるべき内容も整理し、いざ市役所へ!
しかし、市の答えは「この場所では住宅を建てる許可を取るのは無理ですね」と簡単にあしらわれてしまいました。
それでも困っているお客さんの事を思うと「分かりました」とは簡単には引き下がれず、
「なんとか許可が取れるような方法とかはないものですかね」と粘ってみたものの、
担当者は二人がかりで「いや~、難しいですね」の一点張り。
仕方なく会社に戻り、こういった許可関係をお願いしている調査士さんに相談しました。
調査士さんは知識も経験も豊富なので、その後市役所や関係各所で調査や調整をしてくれました。
許可を取るには経験や知識、引き出しが沢山無いと難しい場合もあります。
ご家族から引き継いだ田んぼや畑にお家を建てたいけど、どうしたらいいのか分からない方がいましたら
まずはご相談ください。
調査をするところからお手伝いさせていただきます。♪
お家づくりはチームでつくる
お家づくりはお客様、職人さん、現場監督、営業のチームでつくります。
私はお客様のご要望を伺い絵や図面を書き、現場監督はそれを職人さんに伝えてカタチにしていきます。
この階段にある腰壁の納まりも現場監督のアイデアがたくさん詰まっています。
私からは「階段に腰掛けた時に背もたれにもなって、書斎スペースのカウンターも程よく目隠しになる様にしたい」と伝えていました。
実はこの腰壁をつくる時、壁の高さや厚みはどうするのか?窓枠やカウンターと壁の笠木との絡みはどう納める?壁をつくる材料や仕上げは何にする?と、
この小さな腰壁をきれいに仕上げるために、色んなことを考えないといけなかったのです。
そんな中、現場監督の方から色々なアイデアが出てきました!
色々な意見が出た中で、お客様のイメージに近くて納まりもよく手間もかかりにくいカタチを、現場で最終的に決める事ができました。
お家づくりは事前に図面や仕様書を準備します。
細かい部分は現場でバランスを見ながら決めたり、時には図面通りにいかなくて変更する事もあります。
そのたびに職人さんの経験や現場監督の知恵に助けられながらお客様の想いをチームでカタチにしていきます♪
50代からの家づくり
最近は50代の方の新築や大規模リフォームのお話もいただくようになりました。
20.30代とはお家づくりに対する想いも違ったりします。
先日も建て替えをご希望の方とお話しました。
今まではお子さんの教育などに時間やお金がたくさんかかっていたけど、
社会人になったのでようやくお家づくりの事を考えられるようになりましたとおっしゃっていました。
この先は夫婦二人で暮らせる小さな平屋でいいんですとお話くださいましたが、
建てたお家はやっぱり子供たちにも大切にしてもらいたいという想いが聞けて私は嬉しくなりました。
50代からのお家づくりだと、自分達があと30年暮らせればいいからと、それなりに暮らせるお家を検討される方もいらっしゃると思います。
でも、30年後に価値のなくなってしまうお家が住まい手を無くして残ってしまったら・・・
残されたお家や、そのお家を何かしら引き継ぐご家族はどうなるのでしょうか?
価値のなくなってしまったお家は、解体という選択肢を考えなくてはならないかもしれません。
そして解体するのに、たくさんのお金がかかるものです。
自分たちが死ぬまで暮らせる程度のお家が建てればいいやと思っていると、残されたご家族に後々負担をかけてしまうかも。
長く快適に暮らせるお家づくり、世代が変わっても価値のあるお家づくり。
一緒に考えてみませんか?