コラム
あと何年住みますか。
私はお客様から家についてのご相談をいただいた時、「あと何年住みますか?」とお聞きします。
最近はリフォーム・リノベのご相談が多いので、この言葉もより重要度を増してきます。
数年前、「キッチンを直したいです。」とお越しになったご夫婦。
息子さんが他県で勤務中とのこと。
その際も「息子さんがUターンされた時に家をどうなさりたいか?一度、ご家族で話し合ってください。」とお伝えしました。
もし近い将来、息子さんが帰ってきたのを機に家を建て替えられるということでしたら、それも踏まえて検討が必要だからです。
お客様の回答は、《息子さんがもしUターンとなった場合でも、ご相談者さんの住まわれている建屋以外の場所で検討される》
ということでしたので、キッチンリフォームの打合せを始めさせていただきました。
そんな思いを込めてお打合せをさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
リフォーム後のお客様の感想は、また後日こちらのコラムにて♪
家づくりの一番大切な部分を丸ごとご覧いただけるチャンス!!!
3月末に構造見学会を2日間開催いたします。ぜひご予約を☆★
■■見学会■■
OPEN HOUSE 構造見学会
3月29日㊏~3月30日㊐
10:00~16:00
予約制
参加費:無料
場所:豊田市中金町
※詳細はご予約時にお伝えします
断熱をさせてください。
数年前、キッチンリフォームの相談にご来店されたO様。
はじめてお会いした時、私がお伝えしたこと。それは・・・
「断熱をさせてください。」でした。
思いがけない言葉に、O様は当時
「キッチンのリフォームをしたいのだけれど・・・断熱?なぜ?」と思われたそうです。
その後、O様にリフォーム・リノベの建築現場を見学いただいたり、何度かお会いする中で
・キッチンリフォーム工事をする時に一緒に断熱工事を行った方が単独で工事するより割安なこと
・断熱工事をすることで部屋の温度が快適なものに保ちやすいこと
・それは健康につながること
結果、私たちの会社でキッチンと隣接のリビングを工事させていただくことになりました。
完成後、O様の感想は
「朝リビングに入ると、あれ?エアコン切らずに寝ちゃったかな?と思うほど
昨夜の温度がずっと朝まで保たれているのですね!」と嬉しい言葉をいただきました。
部屋の温度は、暖冷房機器で調整するものと思っている方が非常に多いです。
でもなるべく機器の助けを借りずに、自然な状態で室温を保ちたい!
・・・実は、それができるのが“断熱”なのですよ。
聞きなれない言葉かもしれませんが、暮らしてみて「よかった。」という感想が多いのもまた、
断熱をしっかりやったお宅だったりします。
リフォーム工事や新築を検討されるとき、そんな選択肢もあることを頭の隅に置いていただけるとよいかなと思います。
家づくりの一番大切な部分を丸ごとご覧いただけるチャンス!!!
3月末に構造見学会を2日間開催いたします。ぜひご予約を☆★
■■見学会■■
OPEN HOUSE 構造見学会
3月29日㊏~3月30日㊐
10:00~16:00
予約制
参加費:無料
場所:豊田市中金町
※詳細はご予約時にお伝えします
喜んでくれるかな?
激動の時代の建物
最近、明治時代にはまっています。
以前から好きだったのですが、明治時代の建築家 妻木頼黄の小説を読んでからさらに興味がわくようになりました。
それまで武士だったり、何者でもなかった人たちが時代に求められて海外の建築を学び日本の伝統や風土、
その土地の特徴をとらえながら町をつくり、産業をつくっていったのです。
そんな明治時代の建物を見ることがライフワーク化してきました。
今、変革の時と言われたりもしますが明治時代の変化からしたら動じている場合ではないと思ってしまいます。
明治時代の建物を見ていると、日本が近代国家ですよと海外にアピールするためのものがあったり、
産業をしっかりとやっていくための堅牢なものがあったりします。
私が妻木頼黄を好きなのは、堅牢なものも使う人のためを思って細やかに設計することで、永く使いやすいものになっているところ。
そして子弟や取引先を大切にするところ。
今残された文献でしか知ることができないので私の思い込みも入ってますが。
変革の時代も大切なことを忘れず、地に足を付けていきたいと思います。
はじまりの想い
こんにちは。
今日は最強寒波と言われる日ですが、上棟をしています。
朝は雪が降っていましたが、お客さんの晴れパワーで寒いながらも青空がみえる気持ちのいい現場です。
ご縁をいただき、この日が迎えられたこと本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
家を建てる時には建てようと思ってから実際、形になるまでいろいろな乗り越えるべき壁があります。
その壁を乗り越えることができるのは、建てようと思ったはじまりの想いがあるからだと私は思っています。
今日は、はじまりの想い。私の祖父と父親の場合です。
私の祖父は大工修行を終え独立するか、という時に近くに中古の物件がでたと親方から聞き購入を決めます。
借家では床に畳はなく板の上にむしろを敷いて暮らしていたと聞いています。
新しい場所は茅葺屋根の建物。元は事業をされていた方の家で贅沢なしつらえの便器などもあったそうです。昭和16年のことです。
引っ越し当時、私の父親はまだ赤ちゃん。ひとつ上の叔母は歩いてもとの借家に帰ってしまうこともあったそうです。
太平洋戦争を経て、父親は中学を卒業して祖父の元で家業の大工修行をします。兄弟も多く、少しでも早く働くことが家族にとって重要な時代でした。
昭和34年大きな台風に襲われます。伊勢湾台風です。
真夜中、家がみしみしと音をたて雨水が入ってきます。家が倒れるかもしれないと家族で竹やぶにあった小屋に避難したそうです。
当時父親は19歳。まだ小さい兄弟もいて大変怖い思いをしたそうです。
そして昭和40年。家を建てることに。借入や、材料の工面など話は尽きませんが、家族の待望の新しい家が建ちます。
それが今も敷地内にある建物です。
そのときのはじまりの想い。
家族が安心して暮らせる家を建てた祖父や父。
60年を経てリノベーション工事をしながら思うことがあります。
材料にお金をかけることはできなかったけれど、手間は惜しまずに工夫して建ててくれたのだと。
安心して暮らせるとは
建物の形であり
素材の使い方であり
丈夫さが長持ちするひと手間であり。
残してくれた建物から教えられることがたくさんあります。
それははじまりの想いがあったから。
家を考える時、はじまりの想いはひとそれぞれです。
その想いのひとつづつに意味があります。
それを忘れず、家づくりをすることが大切なのではないでしょうか。
そしてそんな想いの近くにいられる家づくりの会社でありたいと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。