コラム
長生きできそう
こんにちは。
梅村です。
薫風とはよく言ったもので、本当に窓を開けると気持ちの良い風が吹いてくる季節となりました。
先日、建てて一年半のお宅のお邪魔しました。
お話をしながら何とも言えない心地よさを感じて
空気が気持ちよいのですが。
とお伝えしたところ、
遊びに来てくれた人に
「この家、長生きできそうだね」
と言われるとのこと。
なるほど!確かに。私もそう思いました。
窓からは新緑のもみじ。
床をはだしで駆け回る娘さん。
どんぐりも沢山落ちていました。
秋には枯れ葉にジャンプして遊んだら娘さんが埋もれるほど積もるそうで、
その処理は大変だそうなのですが、
少しうらやましくも感じる私なのでした。
呑気なことを言ってごめんなさい。
ご主人お疲れ様です!
三重 松阪は豪商の町
こんにちは。
梅村です。
4月からNHKでブラタモリが再開され毎週土曜日を楽しみにしております。
伊勢路の街道沿いを南下する旅でスタートしておりますが、今回は松阪が取り上げられました。
私は昨年奇しくも松阪を訪れましてフライング聖地巡礼だったのだ!と嬉しく思いました。
この思いを記しておきます。
三重県の松阪という場所は松阪牛が有名ですが、町の中は古い史跡が多く見どころ満載なのです。
①旧長谷川次郎兵衛家
②旧小津清左衛門家
③三井家発祥の地
の順番でお伝えします。
①旧長谷川次郎兵衛家
こちらは江戸で成功を収めた松阪を代表する豪商の邸宅です。
江戸時代の裕福な暮らしを思わせる建物ですが今見てもすっきりとして
素敵なデザインだと思います。
江戸で木綿問屋「丹波屋」を営みながら松坂に住んだという長谷川家の主人は
茶の湯にも造詣が深かったそうです。
手水鉢はきれいにされ、水を張って花が浮かんでいました。館内でお抹茶もいただけます。
お庭から吹き抜ける風が気持ちの良い座敷。
機織機はブラタモリで実演もされていましたね。
②旧小津清左衛門家
江戸で一番になった紙問屋商人の邸宅。
お蔵や、主人の引きこもり部屋?そして風を通す欄間の工夫が見ていて楽しかったです。
ブラタモリでは目の前を通り過ぎたのですが、話題になった”ひしゃく”のお話。
何か月もかかる伊勢参りにひしゃく一本持って出る人もいたとのこと。
どういう意味かと言うと、当時の人はひしゃくを持っていたら
「伊勢参りの人だからなにかあげないと」と思っていたようで、
それは現地の看板を読んで理解していたのですが、それが街道沿いの人がお布施をする側も
神様のご加護があると信じて行っていたというのはブラタモリを見てなるほど!と思ったのです。
施しと言ってもその規模はものすごくて、こちらの小津家にも先ほどの長谷川家にも
お風呂よりは小さいけれど巨大なかまどで煮炊きされた食べ物が
街道を歩く人にふるまわれていたことに、
驚きと感動を覚えた私としてはその原動力を知ることができやっと府に落ちたのでした。
③三井家発祥の地
こちらはあの三井財閥発祥の地ということで、商人の町松阪のすごさを知ることができます。
松阪に行くきっかけは うさぎの小屋 さんという古民家を使ったカフェ兼古道具屋さんに行こうと思ったことでした。
うさぎの小屋さんでいただいた日本茶セットはこちら↓
こんなに広がるとは思っていなくて、発見の多い松阪ぶらり旅でした。
他にも本居宣長記念館や、松阪城址などみどころの多い松阪。
でも忘れていけないのは松坂市民のみなさんは牛ではなく鶏肉を常々楽しんでおられるということです。
牛肉は観光用みたいですよ。
こちらはまた、聖地巡礼してみたい思います。
ぶらり旅もその背景を知るとまた楽しいですね。
タモリさんのワクワクを一緒に感じることができたようで嬉しかった梅村でした。
ごみ捨て
毎週何曜日がゴミ捨ての日です、と即答できる人はすごい人です。
私の若い頃は母が、母が他界してからは父が、父が車に乗らなくなってからは主人が我が家のごみ捨てをやってくれていました。
なぜ私以外の人がやってくれていたのか考えてみると、ごみを車に乗せたまま次の収集日を迎えるという失態を私が繰り返したので、
家族が諦めたというのが理由かもしれません。
暮らしの中で家事というものは無数にあって、やらないと生活環境があきらかに悪化するものと、やった方が気持ちの良いものがあると思います。
私はどちらかというと後者を担当させてもらっていて、それについては家族に感謝するしかありません。
そういう面で、きっと私は期待されていなかったのでしょう。
でもその担当はさまざまでな家族の変化の中で、自分になることもあります。
その変化を受け入れることで新しい発見や、更なる感謝や楽しみにつなげていけたらよいと思います。
でも、一番は忘れないことですよね。
つながりがくれるもの
いつも薪を買いに来てくれるアンティ・マキさん。
「設楽町でマルシェがあるのよ」とチラシをいただきました。
その時、マキさんが小さい頃設楽町に住んでいたこと、設楽町には電車が走っていて当時は栄えていて映画館も二件あったことなどお聞きし、
マキさんのSNSで見かけていつかは行きたいと思っていたマルシェにさらに興味がわきました。
その日は友人のYちゃんと、そのご主人と行く事に。
友人は豊田市から設楽町にお嫁入して、子育ての期間住んでいたことがあるのです。
友人のご主人が生まれ育った場所でもあります。
マルシェは”Kamomilla8周年イベント清崎EXPO2025”といいます。
カモミッラはモザイクアートのお店でイタリア人のエレナさんが移住してお店を始めて8年ということらしいです。
現地ではライブやワークショップ、雑貨や食べ物の販売がありきっと普段は落ち着いている街並みもたくさんの人でにぎわっていました。
中でもエレナさんのご両親が来られていて実現したイタリアバンドというライブは地元の老若男女とマルシェのお客さんが一体となってとても暖かい空気に包まれていました。
私はアンティ・マキさんのすっぱいパン(硬くて焼くと香ばしくてオリーブオイルと塩で食べたらおいしかった)を買い、カレーを食べ、カンナくずイヤリングを買い、マルシェを満喫しました。
帰り道、友人のご主人がここに水車小屋があって、ここに製材所があってなど当時の姿を教えてくれました。
素敵だなと思ったのは、移住されたエレナさんがイベントをされるのを地元の方が暖かく受け入れかつ楽しんでいること。
移住者の方々が少しづつ増えてイベントもにぎやかになってきたのかなと想像していました。
友人のご主人はずっと誰かと話しているし、友人も久しぶりの人に会えたりで私まで嬉しい気持ちになりました。
忙しい毎日、いろいろなつながりの中で自分が生きてこられていることを忘れてしまうときもあります。
でも町の人たちの暖かさに触れ思い出す事ができたそんな一日でした。
アンティ・マキさんお誘いいただきありがとうございました。
二世帯住宅の将来を考える
先回、二世帯住宅についてコラムを書かせていただいたのですが、
その将来の事を考えてみると・・・
完全分離型の二世帯住宅の場合だと一世帯分空いてしまった時に賃貸で貸し出すことも考えられます。
もしくは、お孫さんが成長され、家庭を持たれたときに住むこともできます。
便利な場所で、法令が許せば店舗として貸し出すことも可能です。
ご自身が事業をされることも考えられます。
最初、コストやスペースなどのハードルがクリアできれば建物があるということは考え方によってはリスクではありません。
逆に親が建ててくれた大きすぎる家に完全同居している私としては今の家を将来も住み継いでいってもらえるか少し不安です。
家は建てたときのままお金がかからない、なんてことはありません。
なので、建てる時に、リフォームする時に、少しでも長く使える選択肢を選んでほしい。
そして将来のメンテナンスのお金の出どころは誰なのか、貯金をする、賃貸、、、。
今、二世帯住宅を検討されている方はそんな選択肢もあるという事をお考えいただけたらと思います。