愛知県豊田市で家づくりにたずさわり80年
木の家とお庭 梅村工務店 

コラム

梅村工務店は愛知県豊田市を中心に新築・リフォーム・店舗・リノベーションを手掛けている地域密着の工務店です。
「自然と寄り添う・家族と寄り添う」そんな家を手掛けています。
2024-09-22 10:00:00

また会いたいと思う人

今日は豊田市の北部で土地の杭を探していました。

お客様からのご依頼は外構工事です。

あまり知られていないのですが、外構工事のときお隣との境界杭があるかないかはとても重要になります。

ブロックが自分の敷地からはみ出てしまってはいけないですからね。

外構工事のご依頼で現地に行くと、境界の杭は見当たりませんでした。

お客さんは、中古住宅を一年前に購入されたのに杭がわからないのは不動産の取引的にもレアなケースです。

「まずは杭を探して、外構工事はその後ですね。」

ということで杭を探すことに。

とは言っても、草むらの中でその場所にたどり着くのも高低差があり困難を極めましたが・・・ありました!

お客様、お客様の娘さん、そのご主人が頑張られた結果、見つけることができました。

その後、お客様が作られたお漬物をいただき、今後どんな風に家のまわりをしていきたいかのお話を伺いました。

ご家族の様子や、お客様のタフなお姿にほっこりして帰ってきました。

それはお客様がとても高齢だけれども普通に暮らしておられて、離れて暮らすご家族も暖かく見守っておられたからなのかなと思いました。

 

またお会いしてお話を伺いたいと思うご家族でした。

また今後ともよろしくお願いします♪

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2024-09-16 10:00:00

習い事

私は6歳から26歳まで、習字を習っていました。

そこはお寺で先生は庵主さん(尼寺の住職さんのこと)でした。

同じ場所で大人の方も習っておられ、大人になっても教室に通うことに違和感はありませんでした。

年に一度展覧会があり、習っている生徒さんがみんな出展するのですが、

普段半紙に書いているものとは違った文字を習うのは楽しみでもありました。

大人になってからは、お花も習い展覧会には習字と一緒に出展していました。

着物を着たり、お抹茶をお出ししたり。

みんな楽しい思い出です。季節の決まり事なども庵主さんに教えていただいた気がします。

年齢に関係なく同じ場所で習い事をするということは、時には厳しく時には自然に大人になってから必要な事を学べる機会だったのかなと。

今ではその教室ももうありません。

もし庵主さんに会えるのなら「たくさんの経験をさせていただきありがとうございました」とお礼が言いたいです。

★毎月、地域情報誌【PIPO】にコラム掲載中★

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2024-08-29 12:30:00

これはしません

 

私たちの会社で「どんなことがあってもこれはしない」と決まっていることがあります。

 

それは“後からはできないこと”をやらないで済ますことです。

 

新築の場合それは

基礎工事の下の地盤補強であったり、建物の構造強度であったり、耐久性に関する部分であったりします。

リノベーションやリフォームの場合には、

ひとつの例を挙げると塗装工事の下地の部分があります。塗装工事は塗装そのものよりも、下地の状態に応じた処理が大切になってきます。

時には塗装だけでは処理しきれず、大規模な修繕を提案しないと長期的に見てまたお金がかかってしまうというケースもあります。

 

そんな時、「そんなにかかるの?」と思われることを提案しなければならないことがあります。

 

塗装工事は価格競争のような時代で、かなずしも私たちの提案が安くない場合があります。

 

でももしその下地をその場しのぎで一時的に直して塗装をしたら、将来今施工する塗装さえ無駄な支出になってしまいかねません。

 

なので私たちは、“後からできないこと”は“今提案”することにしています。

もし何か家のことを考える機会にこのことを思い出していただけましたらと思います。

2024-08-29 12:00:00

手づくりのすすめ

 

私はどうも“手づくり”という言葉に引き寄せられる習性があるようです。

“手づくりのすすめ”という本には豆腐、みそ、しょうゆ、こんにゃく、パン。麹のつくり方も書いてありました。

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昔はその土地それぞれの採れたものをどう保存し、おいしくいただくかということを試行錯誤し、できたものがいまの私たちの食生活のルーツになっています。

お盆休み、初めて味噌をつくってみました。一か月ほどしたら様子を見ると書いてあったのでその時を楽しみにしています。

私たちの家づくりもどこか手作りの要素を忘れずにいたいと考えています。

機械的にできることの良さもあるかと思います。

でもひとつその人の工夫であったり考えが入るだけで永く使えたり、味わいが出たりすること。

そんな“手づくり”の考え方を大切にしたいし、残していきたいとこの本を読んで改めてそう思いました。

 手づくりに出会えるイベント うめcameマルシェ

 

2024-08-18 10:00:00

夏を旨とすべし

“家のつくりやうは夏を旨(むね)とすべし”

鎌倉時代の随筆集にある一節です。

私は「開放的な間取りで通風をよくしよう」という意味にとらえてますが、

現代風“夏を旨”とはどうしたら良いのでしょうか。

クーラーも扇風機もない時代、暑い室内にそよぐ風は貴重。

かつて日本の住宅ではいかに室内に風を呼び込むことができるか考えられてきました。

京の町屋ではウナギの寝床のような縦に長い建物で、表通りから裏手にある中庭まで土間が通っていました。

中庭は外部に面しているので、風は室内を抜けて中庭の空に向かって上空に動くイメージです。

現代の住宅でそのように風が動くかというとなかなか難しいかと思います。

ですがクーラーだけに頼った冷房はどうも気が進まないという方も・・・。

そんな時は昼間の暑い時間帯に家じゅうの窓やカーテンを閉めてどこかの部屋のクーラーを一台だけ使ってみてください。

『ゆる全館空調』です。

クーラーが苦手な方は、直接の風が苦手なのだと思います。

この方法で少し暑いようでしたら、使用するクーラーの台数を増やしてみる。

よく使うスペースだけでも同じような温度にできたら部屋を閉め切らなくてもよくなり、

クーラーの直接風にあおられることも少なくなります。

まだまだ暑い季節は続きます。

よろしければお試しください。

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