コラム
窓枠ワクワク♪
こんにちは!広報の角池です。
日に日に寒さが増していますね!あんなに暑い夏が続いていたのに・・・💦
さて現在のはらっぱの家はこんな感じです☟天井下地が組まれ窓枠が出来てきています。
この後は内装工事に入り、壁の内部や天井裏が隠れてしまうためイベントとしての見学会&勉強会は
1/11開催で最後となります。
※完成までの間の古民家の様子は、ご希望がありましたら見ていただくことは可能ですのでお気軽にご連絡ください♪
お家の一番重要な部分を見ることが出来るこの機会に、ぜひお越しくださいね!
『カタチを変えゆく 古民家リノベ勉強会&見学会』予約制
1/11㈯ ①10:00~ ②13:00~ 各回2組限定
隙間
昔住んでいた家には蛇がいて、廊下で出会ったときには驚いたものでした。
今年その建物のリノベーション工事をはじめて、少し経ったころ敷地内を移動する蛇を見かけ
追いかけたけれどどこかに隠れてしまいました。
家が工事で騒がしくなり、居場所を追われ脱出を試みたようです。
昔の家は床下、屋根裏、壁にも。いろいろなところに隙間がありました。
最近のリフォームやリノベーション工事では断熱や気密工事をして隙間なくします。
部屋ごとではなく廊下や水回りを含めたエリアを暖かくして、ヒートショックの可能性を減らすためです。
隙間をなくさないと断熱材を入れるだけでは効果は半減どころか逆に結露の原因になってしまうことにもなりかねないのです。
でも人にとって快適な環境も人以外の生き物には暮らしにくい環境である場合もあるでしょう。
かつて同居していた生き物たちには申し訳ないのですが、まずは私たちの快適を優先させてもらいます。
そして、心地よく暮らす建物のそばに自然を残すから戻ってきてくれないかと思うのです。
↑ 私の生家。ただいまリノベーション工事中
中学生の職場体験
今年も地元の中学生が職場体験に来てくれました!
事前打合せでどんなことに興味があって梅村工務店を選んでくれたのか聞いていました。
今年は二人来てくれたんですが、二人とも自然素材(特に木材)に興味があることと
モノづくりに興味があると教えてくれたので、今年はいつもとは少し違う体験にしてみました。
二日間の体験は「自分の理想のお家を考えてみる」としてプランを考えて平面図を書いてもらうことと、
考えたお家を誰かにプレゼンすることも想定して、ワクワクするプレゼンボードも考えてもらいました。
また今年はちょうどタイミングよく新築物件の現場とリノベーション現場と見てもらうこともできました。
体験中の中学生は礼儀正しい挨拶や一生懸命課題に取り組む姿勢はもちろんなんですが、
課題以外にも「何かお手伝いできることはありますか?」と声を掛けてくれる場面もあり、
大人である私たちが見習うべき言動にとても感動しました。
今の中学生はとてもしっかりしてますね。(自分が中学生の頃とは大違い😅)
ここ数年毎年中学生の職場体験を受け入れているのですが、
いつも一生懸命で夢に向かってキラキラしている学生さんを見ていると
私も子供の頃はお家のプランが載ったチラシとか見ながら
空想でシミュレーションをしてワクワクしてたなぁと大昔の記憶がよみがえります。
また来年も梅村工務店での体験学習を希望してくれる学生さんが来てくれることを期待したいですね!
薪とトーマス
私たちの会社が所属している団体にForward to 1985 energy life (1985と呼んでいます。)というところがあります。
スローガンは“小さなエネルギーで豊かに暮らそう”です。
地域や全国の工務店で勉強会や年に何度かイベントを開催しています。
その中で省エネな暮らし方を地域の方々に普及啓発があります。
そのひとつとして地球温暖化防止活動センターの推進委員になって活動をすることがあります。
私は昨年推進委員を拝命いたしまして、その活動をはじめました。
それは小学校に行って出前授業をすることです。
その名も「ストップ温暖化教室」。
授業をするのも初めてな私が、ひとつのクラスの授業を受け持つというのはなかなか勇気がいりましたが
私もひとつのことをわかりやすく伝える勉強だと思い、望みました。
先生からは、(温暖化について)理解することはなかなか難しいかも知れませんと伺っていました。
私の中の伝えたいテーマは1985の“小さなエネルギーで豊かに暮らそう”ですがなぜストップ温暖化がそこにつながるのかを伝えるため頭をひねりました。
そこで出てきたのは機関車トーマスです。
かつて、裏山でとった木を燃料にご飯を炊き、暖をとっていた私たちが石炭から始まり石油、電気と地球の奥深くにあるエネルギーを使わないと生活できなくなってしまった今日をトーマスに登場してもらって説明してみました。
理解のほどはわかりませんが、感想に「無駄遣いはダメってことだよね?」と言ってくれた子もあったそうで、まずは初めての出前授業私の中で合格をだしてみたいと思いました。
形がなくなれば記憶もなくなる
私たちは建築をしていく中でお客さんにより良い建物をお届けしたいと考えています。
そのためには日々勉強が必要になります。
構造の安心さ、住まいの心地よさ、挙げるときりがないですがその中で改修について体系的に学べる場として“住宅医協会”があります。
改修には新築にはない別の難しさがあります。
プロとしてお客さんの「よかった」に近づけるご提案は何だろう?という問いに答えるべく、協会の行う住宅医スクールを履修したのは2016年のことです。2021年、実際の工事物件の発表を審査員の先生方に審査していただく検定会を経て住宅医となりました。
私たちは街の工務店として創業して80年以上。
新築だけでなく、改修あってこその工務店だと考えています。
改修をどのようにするかで建物の寿命も、住まい手さんの満足度も変わってきます。
住宅医となってから、その後もいろいろな改修をさせていただきましたが改修の際、大きなテーマとしてあるのは“残すべき建物”ってなんだろう?です。
今回住宅医協会の発行する住宅医通信、各地の住宅医の日々というコーナーを担当させていただきました。残すべき建物を考える時、住宅医の審査員でもある三澤先生は私の中では外せません。今回の文章を通して三澤文子先生、花田佳明先生のお考えに触れられたことはとても幸せなことでした。
これからも、一つでも多くの残されるべき建物が増えると良いと願っています。
住宅医通信 各地の住宅医の日々 https://sapj.or.jp/jutakuinohibi2024-0047/
住宅医協会ホームページ https://sapj.or.jp/








