コラム
50代からの家づくり
最近は50代の方の新築や大規模リフォームのお話もいただくようになりました。
20.30代とはお家づくりに対する想いも違ったりします。
先日も建て替えをご希望の方とお話しました。
今まではお子さんの教育などに時間やお金がたくさんかかっていたけど、
社会人になったのでようやくお家づくりの事を考えられるようになりましたとおっしゃっていました。
この先は夫婦二人で暮らせる小さな平屋でいいんですとお話くださいましたが、
建てたお家はやっぱり子供たちにも大切にしてもらいたいという想いが聞けて私は嬉しくなりました。
50代からのお家づくりだと、自分達があと30年暮らせればいいからと、それなりに暮らせるお家を検討される方もいらっしゃると思います。
でも、30年後に価値のなくなってしまうお家が住まい手を無くして残ってしまったら・・・
残されたお家や、そのお家を何かしら引き継ぐご家族はどうなるのでしょうか?
価値のなくなってしまったお家は、解体という選択肢を考えなくてはならないかもしれません。
そして解体するのに、たくさんのお金がかかるものです。
自分たちが死ぬまで暮らせる程度のお家が建てればいいやと思っていると、残されたご家族に後々負担をかけてしまうかも。
長く快適に暮らせるお家づくり、世代が変わっても価値のあるお家づくり。
一緒に考えてみませんか?
ただ今、解体工事中 その2
3月初旬から始まった解体工事は順調に進んでいます。
おもしろいくらいに、日に日に室内の壁がなくなり・・・設備が取られ・・・
気づいたら一部瓦も剥がされていました。
全体がスケルトンになるのも、もう間近ですね!!
完全にスケルトンになった姿を、3/30の古民家リノベ見学会にてじっくりと見ていただけます★
いつも近くを通るから気になっていたんだ~という方!
リノベって何?と疑問に思っている方!
ぜひ、今しか見れない景色をご覧ください。
↑ 奥に見えるお風呂場は浴槽もタイル壁も丸見え!
木の匂い
最近気づいたこと。
私は物心ついた時から木の匂いに囲まれていました。
家の前にはトタン葺きの作業場があり、内装に使うための木を削る機械にいれるとギュイーンという音がして、集塵機のなかにおがくず(木のくず)が集められます。
それは杉やヒノキの混ざった匂い。
父親が作業場の隣で丸太の皮をむくと松の匂い。
母親は上棟前に柱に紙を巻いていました。それは運搬中や工事期間中、柱を守ってくれる紙。紙を巻くのに使う《ふのり》という海藻由来の糊を柱に付ける時のヒノキの匂い。
生活のなかに溶け込んでいたから気づきませんでしたが、木の匂いに囲まれていたようです。
それは手作業から生まれる匂い。
職人さんや父や母が作業する匂い。
懐かしく、心地よく記憶に残っています。
分業化が進んで、手作業で加工することも減りましたが、まだおがくずの匂いだけは嗅ぐことができます。
家をつくる仕事から木の匂いが無くなりませんように。
そして、家をつくる仕事からは木の匂いがしますよと、伝えることのできる私でいたいと思います。
ただ今、解体工事中 その1
工事が始まり、順調に解体工事が進んでいます!
お家の中にあったキッチンやトイレはあっという間になくなってしまいました。
この後は、外壁を剥がしてスケルトンになりますよ♪
スケルトンになった状態を見学できる見学会も開催予定ですので
ご興味のある方は是非お越しくださいね★